壱岐の蔵酒造
壱岐の蔵酒造(旧・壱岐焼酎協業組合)は昭和五十九年に酒質の向上、壱岐焼酎を全国へ発信することをテーマに、歴史ある六つの蔵元の協業化によって誕生しました。 それまで主流だった個性的な常圧蒸留の焼酎に加え、新しい蒸留方法である減圧蒸留による焼酎の商品化にも取り組み、口当たりの優しいフルーティーな味の麦焼酎を生み出しました。また冷却ジャケットによる低温発酵、日本で初めてとなる花酵母仕込みでの麦焼酎の商品化に成功し、今もなお、常に新しいことへ挑戦し続けています。また、アルコール発酵に欠かせない微生物である酵母も数種類保有し、すべて自家培養したものを仕込みに使用しています。酒造りにとって重要な水と酵母、そして四百年の伝統技術を融合し、「壱であること」をテーマに壱岐焼酎の新しい可能性を追求し続けます。